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ホカベン 第9話





簡単に人を理解したようなことを言うな。
俺のこの7年は俺のもんだ。
苦しみも悲しさも全部俺だけのもんだ。



その人の胸の奥に、本人だけにしか判り得ない苦しみや悲しみがあることを知ったのにかける言葉が見つからない時の無力感は、他のどんな感情にも喩えがたい。
大切な人の痛みを和らげることが出来たらいいのだけれど、どんな言葉も行いも有り体か的外れな気がして、無力感に苛まれながら見守り続けることしか出来ない。
そんな経験を自分自身してきたし、近しい人にもさせてきた。

でも、人の辛さをうっすら感じ取ると即座に、それと似た類の自分の体験を相手に語り、「だから私はあなたの辛さが手に取るように判るのよ」と、まるで、食べ物の好みが同じだった時のような気軽さで言葉にする人は案外多い。
本当に同じ痛みを味わったのなら、そんな言葉で傷が癒えないことも知っているはずなのに。

確かに、自分の痛みは誰かのそれに似ているかもしれない。
でも、あたしの痛みはあたしだけのものだ。
デカい傷を持つ不完全なヤツだと知っておいて欲しいと思うことはあっても、その痛みの質までを理解して欲しいだなんて微塵も思わないし、むしろ、簡単に理解されて堪るもんか、と思うことさえある。

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   着実に上昇中。ありがとうございまーす。
2009/03/23(月) 16:17 | DRAMATB:0
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